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[101] Ferîd Kam, Ömer (d. 1944)
عمر فريد قام‏

オメル・フェリト・カム Omer Ferid Kam

オスマン朝末期から共和国期の詩人、思想家。

1864年、イスタンブル生まれ。中等教育を終えて医学校に入ったが、すぐに法律学校に転じる。しかし父親の死により退学し、個々の教師から個人的に教育を受け、アラビア語、ペルシア語、フランス語などを学ぶ。大宰相府翻訳局に入り、のちフランス語教師を経て、ダールルフヌーンのトルコ文学教授、スレイマニイェ・メドレセの哲学史教授、ダールルフヌーンのイラン文学教授などを務めた。1933年の大学改組に伴い職を離れ、イスタンブル諸図書館分類整理委員会の成員となった。1943年にアンカラ大学言語歴史地理学部イラン文学の教官となり、在職中に死去した。

イスラーム主義者として知られ、『正しい道』(Sırât-ı müstakîm)や『正道』(Sebîlü’r-reşâd)にも多くの記事を寄せた。文学に精通し、哲学・スーフィズムにも深い理解を示しており、かつて自らの思想上の危機を、ルーミーの『精神的マスナヴィー』(Masnavī-yi ma‘navī)により心の平安を得ることで乗り越えた。『存在一性論』(Vahdet-i vücûd)というタイトルの書物では、西洋思想上の汎神論と存在一性論の間にある違いを取り上げている。(今松 泰)


[101-1] Vahdet-i vücûd ve panteizm

§ [101-1] Fer-1

《校訂》

Fer-IA-12517 MAA-IA-1
Ferid Kam, M. Ali Aynî. İbn Arabi'de varlık düşüncesi. İstanbul : İnsan Yayınları, 1992.

[101-R] 研究書

§ [101-R]

◆ (2508 ) Fer-Research-1
Agâh Sırrı Levend. Profesör Ferit Kam. İstanbul : Bürhaneddin Erenler Matbaası, 1946. 160 p.

◆ (2509 ) Fer-Research-2
M. Nazmi Özalp. Ömer Ferid Kam. İstanbul : Millî Eğitim Basımevi, 2000. 385 p.

  • シリーズ: Millî Eğitim Bakanlığı yayınları ; 3145 . Bilim ve Kültür Eserleri Dizisi ; 991 . Türk Edebiyatı Dizisi ; 63