ヘルプ:CDSIAデータについて

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本データベース (CDSIA) は書籍版『イブン・アラビー学派文献目録』のデータ収集およびデータ記述の方針に準拠する。以下は書籍版『イブン・アラビー学派文献目録』凡例をCDSIA用に書き換えたものである。


1. 対象となるデータについて

CDSIAは、日本国内の、主に公的な機関に所蔵されている、イブン・アラビー学派関連の刊行本を対象とする。

1.1. イブン・アラビー学派関連著作の選定

  • イブン・アラビー学派関連著作とはイブン・アラビーとその思想的影響下にある人々(併せてイブン・アラビー学派と呼ぶ)の著作及びそれらについての現代の研究書を指す。
  • イブン・アラビーの思想的影響下にある人々は、時代的には 13 世紀から現代まで、地域的には中国からアフリカにまで広がっており、彼らの使用言語も多岐にわたる。何をもって思想的影響下にあるとするのか、どういう基準で人名を選択したかについてはサイドバー「イブン・アラビー学派とは」中の「概説」「地域別」を参照されたい。
  • イブン・アラビーの思想的影響下にある人々のなかに現代の研究者は含めない。したがって研究者の校訂に注釈が附されている場合も、注釈者とはせず、校訂本の書誌の注記でその旨を記すにとどめた。
  • その思想的影響下にある人々の著作は、存在一性論やスーフィズムに関わりのあるもののみに絞るのではなく、刊本がある限り、当該人物が著したものすべてを収録する。その人物の学問の全体像を明らかにするとともに、どういう学的背景をもった人々がイブン・アラビー思想の伝達に携わったのかを示すためである。

1.2. 刊本情報の収集

  • 書籍版は 2008 年までに行った国立情報学研究所(NII)提供のデータベース調査に加え、慶應義塾大学井筒俊彦文庫および東洋文庫所蔵岩見コレクションのカタログ調査と個人蔵書の調査をもとに編集された。そのデータを CDSIA の基本データとした。
  • CDSIA では、上記収集範囲をさらに広げるとともに、追跡調査も行い、データの更新を行う。

2. データ作成について

基本となるデータは書誌であるが、書誌の対象となる刊本には複数の作品が含まれていることがままある。従来の書誌目録ではそうした作品を扱うことが難しく、収録作品に十分な配慮がなされてこなった。研究者が必要とするのは刊本ではなく作品なので、研究者の要請に従来の書誌目録は十分に応えていなかったと言うことができるかもしれない。書籍版『イブン・アラビー学派文献目録』では、その問題を解決するため、作品を上位概念として、その下に該当作品を収録する刊本を位置づけ、著者→作品→刊本という構造を念頭に置いてデータを作成した。なお、NII との整合性を保つために書誌の体裁については NII に習った。

2.1. 作成の方針

  • 著者→作品→刊本→所蔵というデータがもつ多層的な構造を表現するための工夫として、著者、作品、刊本それぞれに ID を振ってデータ管理ができるようにした。
  • 作品レベルで校訂・注釈・翻訳の区別をして、注釈とその本文である作品の相互参照、翻訳とその原典である作品の相互参照を可能にした。
  • 刊本は基本的に作品に帰属するものとして扱う。
    • 同一書誌が複数現れる場合が生じるため、本書誌と簡略書誌の区別をし、本書誌と簡略書誌を相互参照できるようにした。
    • 本書誌と簡略書誌の詳細については以下の「2.2. 書誌凡例」を参照されたい。
  • 書誌は現地語表記を基本とする。複数言語で書誌情報が記載されている書誌に関してはアラビア文字での表記を優先した。
  • NII に登録されている刊本については、基本的に NII の書誌を採った。NII に登録されていない刊本は、NII の形式を利用して新たに書誌を作成した。
  • NII 目録システム書誌レコード ID(NCID)が存在する刊本については、書誌情報に NCID を併記した。
  • 本目録で独自にアラビア文字のラテン文字転写を行う際には、原則として『岩波イスラーム辞典』の規則に従った。ただし、一部の地名(南アジアのアムローハー(Amroha)など)については、特例として現地での発音を優先した。

2.2. 書誌凡例

  • 同一刊本に複数の作品が収録されている場合には、その刊本の冒頭にある作品(同一著者作品集のとき)、あるいは年代が新しい著者の作品(複数著者作品集のとき)のもとに記載される書誌を本書誌とし、所蔵状況を含む詳細書誌を記載した。刊本番号は本書誌にのみ附し、その他の作品の刊本項目には簡略な書誌を記載するにとどめ、矢印(→)で本書誌の刊本番号を示して詳細書誌を参照させた。なお書籍版と CDSIA の書誌の形式は若干異なる。
  • CDSIA の本書誌は以下のように書かれる。


CDSIA 本書誌
◆ (刊本番号) 刊本ID = NCID(NII に登録されている場合のみ) ← 参照元簡略書誌の[節番号] 刊本ID

著者. 書名. 校訂者. 出版地 : 出版者, 出版年. ページ数.

  • 注記:巻次等、別書名、翻訳の原著、イブン・アラビー学派関連の収録作品、シリーズ名、その他の特記事項
  • 所蔵


  • CDSIAの簡略書誌は以下のように書かれる。


CDSIA 簡略書誌
刊本 ID本書誌の刊本番号 刊本 ID

著者. 書名. 校訂者. 出版地 : 出版者, 出版年. ページ数.

3. データベースの構成

まず分類のカテゴリーとその構造を述べておく。 CDSIA の基本データは書誌であるが、書誌と作品をどのようにリンクさせるかがデータベース構築の鍵となる。まず最上位カテゴリーをイブン・アラビー学派に属する著者とし、次位のカテゴリーをその著者の作品とした。次に、基本データである書誌目録の対象となる刊本あるいはそれに収録された著作を《校訂》《翻訳》《注釈》《研究書》に分類し、それら四つの分類項のうち、《校訂》《翻訳》《注釈》を作品カテゴリーの下位区分、つまり作品種別カテゴリーとした。《校訂》はむしろ刊本側の属性であるが、これを《自著》と読み替えることによって作品側のカテゴリーとした。 そのように三層カテゴリーを確定したのち、著者→作品→作品種別とたどりながら、刊本あるいはそれに収録された著作が作品種別カテゴリーに割り振った。残る《研究書》項目は著者カテゴリーに直接帰属させた。 なお、現代のイブン・アラビー学派の著者の作品に関して若干の例外があるが、それは「3.2. ページの構成」で言及する。

3.1. 作成の方針と検索

  • 本データベースは著者毎にページを作成している。
  • 書籍版の章を CDSIA のページに、書籍版の節(ある特定の著者の全作品)を CDSIA ページ内のセクションに移行させた。
  • CDSIAのページには、ある著者の概説、その著者の全作品(刊本があるものに限られる)、その全作品に関わる刊本の書誌すべてが配置されている。
  • ただし[1] イブン・アラビー、[39] ジャーミー、[42] スユーティー、[57] ムッラー・サドラー、[107] ホメイニーの5名については刊本数が多すぎるので適宜ページを分割した。たとえば Muhyi al-Din Ibn Arabi というように著者名をタイトルとするページは通常は刊本書誌まですべて書いてあるが、これらの著者に関しては著者紹介と各目録ページへのリンクにとどまり、実際の書誌は各目録ページへ譲る。
  • 利用者の便宜を図るため、左サイドバーにラテンアルファベット順に並べた「収録著者」を附し、どのページにいても、自由に著者ページにアクセスできるようにした。
  • 多言語データベースゆえの検索しづらさを軽減するために、各種検索用一覧(「著者一覧(没年順)」「著者一覧(ABC順)」「作品一覧(著者没年順)」)を作成し、同じく左サイドバーに配した。
  • 検索窓からはラテン文字、アラビア文字、漢字(カナ)で検索することができる。
    • 著者名に関しては、よく使われる表記(ラテン文字、アラビア文字、漢字(カナ))を複数併記してあるので、検索から少なくとも著者ページには辿りつくことができる。
    • 書誌は現地語記述で作成されているため、ラテン文字で検索しても、アラビア文字で書かれた書誌にはヒットしない。検索用一覧などを使い、著者→作品の順で探していただきたい。

3.2. ページの構成

  • ページタイトル(項目名)は著者名である。符号無しのラテンアルファベット表記を原則とし、アインとハムザは取り除いている。トルコ語の項目名には現代トルコ語の基本字母に含まれる ç, ğ, ı, ö, ş, ü も使用し、漢字の項目名には日本の常用字体を採用した。
  • ページの下位区分であるセクションは作品を単位とし、アラビア文字(あるいはピンイン)のアルファベット順に排列されて[1-88] といった作品番号が振られている。定冠詞 ال 、接続詞 و 、書名冒頭の کتاب は排列に影響しない。
  • 例外的なセクションが二種類ある。通常は作品ごとにセクションとするところを、これらの場合は刊本の性格によってまとめセクションとした。
    • ひとつはその著者の作品でありながら、セクションの下位区分である《注釈》《校訂》《翻訳》に該当しない作品に関わる。
      • 現代の著者に特有な著作として、現代的な意味での、序文・解説や(他の著者の)作品校訂などがあり、[110-Ma](Ma は Miscellaneous-a の略号)などとして「その他(序文・解説)」に当たる刊本をそのセクションに収めた。
      • 「(他の著者の)作品校訂」に当たるものは[110-Mb](Mb は Miscellaneous-b の略号)のセクションに収めた。
    • もうひとつは当該著者についての研究書であり、[5-R]のような形で最終セクションに組み込んだ。複数ページにまたがる著者の場合にはたとえば Muhyi al-Din Ibn Arabi (cat.R) のように独立ページとなる。
  • 各セクションの下位区分は、《注釈》《校訂》《翻訳》とし、それぞれの作品に対する注釈の有無や、校訂・翻訳の別を示した。
    • 注釈者がこのデータベースで著者として立項されている場合には、その注釈者のページに書誌を記載した。
    • 注釈の対象となった作品とその注釈とに相互リンクを張り、双方向の移動を容易にした。
    • 立項されていない人物による、イブン・アラビー学派の作品に対する注釈は、その作品の《校訂》あるいは《翻訳》の区分に収めた。
  • 各区分中、《校訂》《翻訳》の刊本は、刊行年の古い順番に排列した。
    • 刊行年が同じであれば、ラテン文字書誌よりもアラビア文字書誌を優先させた。
    • それでも順序が定まらない場合、出版地あるいは出版者を排列基準とした。
  • 研究書は独立セクションとしてページ末尾にまとめ、刊行年の古い順に排列した。
  • 書籍版では以下の番号を附したが、CDSIAもこれらを踏襲する。
    • ①著者を同定する著者番号 章見出しの上に表記。章番号
    • ②作品を同定する作品番号  [1-14]、[2-3] などの章-節をあらわす数字
    • ③刊本を同定する刊本番号 0001, 0123 など四桁の通し番号(CDSIAにおいては斜体。本書誌では丸括弧で囲み、簡略書誌で示す参照先には括弧をつけない)
  • 2.2. 書誌凡例」にあるように、CDSIA では上記の番号に加えて、独自の作品ID と刊本ID を附している。これらは製作者側の整理のためなので、無視していただきたい。
  • 単一著者のページが複数に分かれていない場合のページは以下のように構成される(ページ構成(A))。


ページ構成(A)
ページタイトル 著者名
[著者番号] 著者名 (没年)

現地語表記

カナ表記 符号なしラテン文字表記 / 別表記、別称

符号つきラテン文字表記 漢字名では声調なしピンインに旧字体表記を併記

漢字名には現地語表記に日本語読みを併記  

著者紹介
目次 表示/非表示の選択が可能。各作品とその下位区分が表示され、クリックするとページ内該当箇所に移動。[作品番号]後の+はその作品が他の作品の注釈あるいは翻訳であることを表す。)
[作品(a) の作品番号](+) 作品名

§ [作品番号] 作品 ID ← [注釈・翻訳元の作品番号] 注釈・翻訳元の作品 ID


《注釈》
注釈(m)
→[注釈者のもとにある注釈(m) の作品番号] 注釈の作品ID
注釈(n)
……
《校訂》
書誌(1)[1]
書誌(2)
……
《翻訳》
書誌(5)
書誌(6)
……


[作品(b)の作品番号]

……

[著者番号-R] 研究書
§[著者番号-R][2]

書誌(11)
書誌(12)
……
作品の並びはアルファベット順

作品番号は [2-1]、 [10-2] など
作品番号に [25-1]+ という形で + がついている場合、その作品は他の作品の注釈あるいは翻訳。
§ [ ]は書籍版節番号と同じ記号であり、書籍版に言及している。
作品名は現地語表記
← [注釈・翻訳元の作品番号] をクリックすると注釈や翻訳の元となった作品に移動。


《注釈》には作品(a)に対する注釈を列挙。並びはアルファベット順)
→ [注釈者のもとにある注釈(m)の作品番号] をクリックすると該当する作品に移動。


注釈の題名は現地語表記



《校訂》には作品(a)の校訂刊本を列挙。並びは刊行年の古い順



《翻訳》には作品(a)の翻訳刊本を列挙。並びは刊行年の古い順



[著者番号-R] 研究書の並びは刊行年の古い順

  1. 書誌凡例を参照。◆が先頭に記されていれば本書誌、▲であれば簡略書誌である。簡略書誌の場合は本書誌に移動できるようにしてある
  2. 作品番号と異なりCDSIA独自の記号。


  • 単一著者のページが複数に分かれている場合のページは以下のように構成される。この場合は著者ごとのトップページを目次ページ(ページ構成(B))とし、目次ページから目録1、目録2等(ページ構成(C))にリンクを張った。なお目録最終ページは研究書目録ページ(ページ構成1(C'))となる。


ページ構成(B)
ページタイトル 著者名
[著者番号] 著者名 (没年)

現地語表記

カナ表記 符号なしラテン文字表記 / 別表記、別称

符号つきラテン文字表記 漢字名では声調なしピンインに旧字体表記を併記

漢字名には現地語表記に日本語読みを併記  

著者紹介
参照目録ページ
  • 目録 1 (w-x) =著者名 (cat.1)
  • 目録 2 (y-z) =著者名 (cat.2)

……

  • 目録 (研究書)=著者名(cat.R)
以下、w, x, y, zは任意のアラビア文字。

太字のページタイトルをクリックすると直接カタログに移動。 カタログはアルファベット順で適当な箇所で分割。

目次 表示/非表示の選択が可能。著者に属する複数ページがセクションとして立ち、クリックするとページ内の該当箇所に移動。
目録 1 (w-x)の収録作品
■ → 著者名 (cat.1)
  • [作品番号a](+) 作品 ID 作品名
  • [作品番号b] 作品 ID 作品名

……

目録 2 (y-z)の収録作品

■ → 著者名 (cat.2)

……

■ → で示した太字のページタイトルをクリックして目録本体に移動

作品番号は [1-1]、 [1-2] など
作品番号に [25-1]+ という形で + がついている場合、その作品は他の作品の注釈あるいは翻訳である。
作品名は現地語表記



ページ構成(C)
ページタイトル 著者名+ (cat.#)
目録 #

「ページ名」の目録ページ一覧

  • 目録 1 (w-x) =著者名 (cat.1)
  • 目録 2 (y-z) =著者名 (cat.2)

……

  • 目録 (研究書)=著者名(cat.R)
同一著者の他ページへの誘導部。ページタイトルのクリックで移動。
目次 表示/非表示の選択が可能。各作品とその下位区分が表示され、クリックするとページ内該当箇所に移動。[作品番号]後の+はその作品が他の作品の注釈あるいは翻訳であることを表す。
[作品(a)の作品番号](+) 作品名 
§ [作品番号] 作品 ID ← [注釈・翻訳元の作品番号] 注釈・翻訳元の作品 ID
《注釈》
注釈(m)
→ [注釈者のもとにある注釈(m)の作品番号] 注釈の作品 ID
注釈(n)
……
《校訂》
書誌(1)[1]
書誌(2)
……
《翻訳》
書誌(5)
書誌(6)
……


[作品(b) の作品番号] ……

作品の並びはアルファベット順

作品番号は [1-1]、 [1-2] など
作品名は現地語表記
ページ構成(A)と同様§ [ ]は書籍版節番号と同じ記号であり、書籍版に言及している。
作品番号に [25-1]+ という形で + がついている場合、その作品は他の作品の注釈あるいは翻訳。
← [注釈・翻訳元の作品番号] をクリックすると注釈や翻訳の元となった作品に移動。


《注釈》には作品(a)に対する注釈を列挙。並びはアルファベット順)
→ [注釈者のもとにある注釈(m)の作品番号] をクリックすると該当する作品に移動。


注釈の題名は現地語表記



《校訂》には作品(a)の校訂刊本を列挙。並びは刊行年の古い順



《翻訳》には作品(a)の翻訳刊本を列挙。並びは刊行年の古い順



  1. 書誌凡例を参照。


ページ構成(C')
ページタイトル 著者名+(cat.R)
目録(研究書)

(著者名)の目録ページ一覧

  • 目録 1 (w-x) =著者名 (cat.1)
  • 目録 2 (y-z) =著者名 (cat.2)

……

  • 目録 (研究書)=著者名(cat.R)
同一著者の他ページへの誘導部。ページタイトルのクリックで移動。
目次 表示/非表示の選択が可能。刊行年代を適宜まとめ、《1940~59年》等のセクションに分割。
年代をクリックするとページ内の該当箇所に移動。
eg.[5-R] 研究書
§ [5-R][1]

《~19#9》

書誌(1)[2]
書誌(2)
……

《19#0~19#9》

書誌(7)
書誌(8)
……

《19#0~》

書誌(18)
書誌(19)
……
刊行年代の古い順で配列。
  1. ページ構成(A) と同様、作品番号と違って CDSIA 独自の記号。
  2. 書誌凡例を参照。

3.3. サイドバーの構成

  • サイドバー上端のロゴをクリックするとメインページに移動する。
  • 検索しやすいよう検索窓を上部に移動した。
    • 表示ボタンと検索ボタンは、原則的には前者がページ呼び出し、後者が全文検索という機能の違いがある。
    • 検索語句がページ名と完全一致しないときには、前者は後者の役割を果たす。
      • Ibn Sabin と打ち込んで表示ボタンをクリック → ページタイトル「Ibn Sabin」と一致しているので該当ページが呼び出される。
      • Ibn Arabi と打ち込んで表示ボタンをクリック → イブン・アラビーのページはタイトルが「Muhyi al-Din Ibn Arabi」であり、「Ibn Arabi」というタイトルのページは存在しないため呼び出されない。代わりに Ibn と Arabi を含むページの一覧が表示される。
  • 「全体案内」の区画には利用の手引きとなるページを集めた。
    • メインページには概要と注意事項を記した。
    • ユーザーズガイドにCDSIAの詳細な使用法を記した。まずこのページを見ることをお勧めする。
    • ランダム表示では、ページがランダムに表示される。ページの概要をつかむのに便利である。
  • 「イブン・アラビー学派とは」の区画にはイブン・アラビー学派の基本的な情報を提供する概説ページを載せる。
    • 英語のIntroduction (“Ibn ʻArabī and the School of Ibn ʻArabī”)
    • 日本語の概説(「イブン・アラビーおよびイブン・アラビー学派」)
    • 地域別」ではオスマン朝期南アジア東南アジア中国の四地域におけるイブン・アラビー学派が概説される。各セクションの末尾に、収録著者でそれぞれに該当する者を列挙する。
  • 「検索用一覧」の区画には、著者と作品を検索する一覧を用意した。各ページ冒頭にはそれぞれの一覧の概要が掲載されている。ユーザーズガイドも併せて参照のこと。
  • 収録著者すべてをサイドバー下部にラテン文字アルファベット順に列挙した。

3.4. リンク

  • 解説文中における参照項目へのリンクは、各ページでの初出箇所にのみ張ることを原則としている。
    • 参考文献が挙げられるページで当該文献が収録項目の場合は、文中に加えて文末に挙げた参考文献の箇所にも張っている。
    • 複数セクションに分かれるページでは各大セクションの初出箇所とし、ページ内で重複することを厭わない。
  • リンクを張る対象は収録項目である著作家、作品、刊本である。「イブン・タイミーヤ」「ジャラールッディーン・ルーミー」など収録対象外の人物、「スーフィズム」「存在一性論」などの術語・用語、「アンダルス」「デリー」などの地名にはリンクを張らない。
  • 一見ひとつのリンクが広い範囲にわたり設定されているように見える」場合でも、違う箇所へのリンクが連続的に並んでいる場合がある。
    • 単一のリンク
シャリーフ・ジュルジャーニーの解説文中における「イージーの『神学教程』(Mawāqif)に対する注釈」に対しては、
  • 「イージー」「『神学教程』(Mawāqif)」ともに収録されておらず、リンクを張っても移動先が存在しない。全体でジュルジャーニーの「注釈」の書名に準ずるものとして当該作品([26-11])にリンクを設定。
  • 複数リンクの連続
ファーズィル・トゥーニーの解説文中における「ダーウード・カイサリーの『叡智の台座』(Fuṣūṣ al-ḥikam注釈に対する補注」に対しては
以上4項目がリンク先となり、それぞれにリンクを設定している。
後者のように収録項目が続く場合には短い範囲のリンクがほぼ連続して並ぶ。移動先が予期せぬ場所であった場合、戻って前後の箇所で再試行されたい。
マウスカーソル(ポインタ)がリンクを張った箇所に重なる、すなわちそのままクリックすることによりリンク先に移動する態勢になると、通常のブラウザ設定ではそのリンクが張られた範囲に下線が現れるので、どの範囲が一つのリンクか確認できる。
  • リンクで移動した際の表示は移動先の性質により2種類に分かれる。
    • リンク先が著作家などページそのものである場合、リンク先ページの冒頭から表示される。
    • リンク先が作品、刊本などページ内の特定箇所である場合、リンク先が画面上端に位置するように表示される。ただし表示領域の下辺は画面の下端に留まるため、ページ下方の箇所は画面の中ほどより上に上がらない場合がある。

4. 記号・略号

  • CDSIAで用いられている記号・略号は以下の通りである。
§ [作品番号] 書籍版の作品番号
《 》 作品の下位区分(注釈、校訂、翻訳)
◆、▲ 刊本(◆:本書誌、▲:簡略書誌)
.د.م 出版地不明(アラビア文字書誌)
.د.ن 出版者不明(アラビア文字書誌)
.د.ت 出版年不明(アラビア文字書誌)
  • 所蔵先略号(正式名称の五十音順)
所蔵先略号 正式名称
青学大万 青山学院大学万代記念図書館(相模原分館)
桜花短大 桜花学園大学保育学部・名古屋短期大学図書館
分大図 大分大学学術情報拠点(図書館)
大市学情セ 大阪市立大学学術情報総合センター
阪大外 大阪大学付属図書館外国学図書館
大府学情セ 大阪府立大学学術情報センター
京大人文 京都大学人文科学研究所図書室
京大AA・アフリカ専攻 京都大学大学院院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ専攻図書室
京大AA 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アジア専攻図書室
京大地域研 京都大学地域研究統合情報センター図書室
京大東南ア 京都大学東南アジア研究所図書室
京大文 京都大文学研究科図書館
京大文羽 京都大学文学研究科附属羽田記念館
ノ女大 京都ノートルダム女子大学学術情報センター図書館
群大情セ 群馬大学総合情報メディアセンター図書館工学部分館
井筒文庫 慶應義塾大学井筒俊彦文庫
慶大藤 慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンター
慶大日 慶應義塾大学日吉メディアセンター
慶大三田 慶應義塾大学三田メディアセンター
神院大図有 神戸学院大学図書館有瀬キヤンパス館
神市外大学セ 神戸市外国語大学学術情報センター
神大国際図 神戸大学附属図書館総合図書館国際文化学図書館
国際大 国際大学松下図書・情報センター
日文研 国際日本文化研究センター
民博 国立民族学博物館情報管理施設
東洋文庫 財団法人東洋文庫
東洋文庫(岩見) 財団法人東洋文庫岩見コレクション
静文大図セ 静岡文化芸術大学図書館・情報センター
大東大記図 大東文化大学60周年記念図書館
筑大 筑波大学付属図書館中央図書館
帝塚院大泉ヶ丘 帝塚山学院大学図書館泉ヶ丘館
帝塚院大狭山 帝塚山学院大学図書館狭山館
帝塚大東生駒 帝塚山大学図書館本館(東生駒キャンパス図書館)
帝塚大学園前 帝塚山大学図書館分館(学園前キャンパス図書館)
東外大AA研 東京外国語大学付属図書館
東大文 東京大学大院人文社会系研究科文学部図書館
東大東文 東京大学東洋文化研究所図
同女大今・今 同志社女子大学図書・情報センター今出川図書館
同女大図セ田 同志社女子大学図書・情報センター京田辺図書館
同大 同志社大学図書館今出川図書室
名市大情セ山 名古屋市立大学総合情報センター山の畑分館
奈教大情セ 奈良教育大学学術情報研究センター図書館
新情大セ 新潟国際情報大学情報センター
アジ研 日本貿易振興機構アジア経済研究所図
ノ清女 ノートルダム清心女子大学付属図書館
兵県大姫路 兵庫県立大学姫路書写学術情報館
平女院 平安女学院大学情報メディアセンター(高槻キャンパス)
明院大横図 明治学院大学横浜校舎図書館
明大・和 明治大学図書館和泉図書館
横市大学情セ 横浜市立大学学術情報センター
立命館 立命館大学図書館
  • 上記以外の図書館・図書室に関しては、以下の略号を用いて表記する。
大:大学
図:図書館あるいは図書室
附図:附属図書館
MC:メディアセンター