科研基盤A「非アラブにおける穏健イスラームの研究-インドネシア・パキスタン・トルコの事例から」(22H00034)による2023年度第1回研究会(「穏健イスラーム」研究会)を対面とZoomのハイブリッド形式で実施しました。
【日時】2023年6月11日(日曜日)15:00~17:30
【場所】上智大学四谷キャンパス 2号館6階2-603教室 [ハイブリッド実施]
【プログラム】
東長靖「インドネシア調査報告」
和崎聖日「現代ウズベキスタン・イスラームの本流:ムハンマド=サーディク・ムハンマド=ユースフの思想」
京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)講演会「知の先達たちに聞く―鎌田繁先生をお迎えして―」のお知らせ
京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)及びケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターでは、「知の先達たちに聞く」と題して、これまで、日本人(一部外国人を含む)の先生方をお招きして講演会を催し、お話を伺ってきました。これまでの講演記会録につきましては以下のURLをご覧下さい(https://kias.asafas.kyoto-u.ac.jp/publication.html)。
15回目を迎える今回は、鎌田繁先生をお招きし、「極私的イスラーム研究」と題するご講演によって、これまでの研究生活を振り返っていただきました。
鎌田繁先生は、イスラーム思想史、とくにシーア派とスーフィズムの研究を先導してこられました。その成果は、単著の 『モッラー・サドラーの霊魂論-『真知をもつ者たちの霊薬』校訂・訳注並びに序説』(イスラム思想研究会、1984)、『イスラームの深層 – 「遍在する神」とは何か』(NHK出版、2015)、共著の『古典への誘い』 (いきいきトーク知識の泉 著名人が語る<知の最前線> 第2巻 リブリオ出版、2007)、編著の『聖典と人間』(鎌田繁・市川裕編、宝積比較宗教・文化叢書第6巻、大明堂、1998)、『超越と神秘?中国・インド・イスラームの思想世界』 (鎌田繁・森秀樹編、宝積比較宗教・文化叢書第2巻、大明堂、1994)などの多くの著書・論文にまとめられています。なお、先生の古希をお祝いして、森本一夫・井上貴恵・小野純一・澤井真編『イスラームの内と外から-鎌田繁先生古希記念論文集』(ナカニシヤ出版、2023)が出版されております。
ご講演では、丹念な原典読解と深い思索によって発言を続けてこられた鎌田先生のこれまでの研究生活について、ご回想いただきました。
「知の先達たちに聞く―鎌田繁先生をお迎えして―」
日時:6月6日(火曜日)16時30分~18時30分
場所:京都大学吉田キャンパス総合研究2号館4階会議室AA447
講演者:鎌田繁(東京大学東洋文化研究所名誉教授)
タイトル:「極私的イスラーム研究」
会場の所在地については、以下の2点のリンク先の地図をご参照下さい。上のリンク先にある地図では「34」の建物が総合研究2号館になります。会議室はこの建物の4階東側にあります。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-y
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kias/contents/access_map08.pdf
2023年3月8日 当センター長・東長靖がインドネシア共和国副大統領との宗教対話フォーラムにて研究発表および討論を行いました
当センター長・東長靖がインドネシア共和国副大統領との宗教対話フォーラム(京都大学国際科学イノベーション棟西館5階シンポジウムホール於)にて、研究発表および討論を行いました。また、京都大学イスラム地域研究センター(KIAS)とインドネシアシャリーア経済・財政国家委員会(KNEKS)と学術交流に関する合意書を交わしました(調印式についてインドネシア副大統領府ウェブサイトに掲載されました。リンクはこちら)。
2023年1月10日 KIAS-IMS Online Joint Seminarを開催いたしました
京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)と釜山外国語大学地中海研究所(IMS)によるジョイントセミナーを、対面およびZoomのハイブリッド形式で開催しました。
【日時】2023年1月10日(火)13:00~17:30 (Tokyo)
【場所】京都大学吉田キャンパス総合研究2号館4階会議室AA447
Zoomミーティングリンク:
https://kyoto-uedu.zoom.us/j/83567907704?pwd=MkRtQTlVYzZPZE5CdE5oSWFVdFJOUT09
ミーティングID: 835 6790 7704
パスコード: 137739
【プログラム】
Opening Session (13:00-13:20)
Chair: SUZUKI Manami
TONAGA Yasushi (Director, Center for Islamic Area Studies; Professor, Graduate School of Asian and African Area Studies)
“Opening Speech”
Session 1 (13:20-14:50)
Chair: HAH Byoung Joo
Mona FAROUK
“Tracking the Sufi presence in Jerusalem”
MORIGUCHI Yohei
“From Aegean Sea to Indian Ocean: Muḥibb Allāh Allāhābādī (Ilāhābādī)’s Threory of ‘Oneness of Being’”
Yang MINJI
“Evliya Çelebi’s Seyahatname and Sufism in the Jerusalem”
Session 2 (15:10-17:10)
ARAI Yuta
“An Essay on Ibn Khaldun’s Historical Writing: The Kitab al-‘Ibar as an Universal History”
Motahare MOZAFARI
“Concepts of Peace and Coexistence in Rumi’s Mathnavi.”
TANAHASHI Yukari
“The Campaign to Eradicate Bid‘a by Sufis in 16th Century Morocco”
Mohammadhassan MOZAFARI
“Self-discipline and Mystical Coexistence”
Closing Session (17:10-17:30)
Chair: Mohammadhassan MOZAFARI
Yong Soo YOON (Director, Institute for Mediterranean Studies)
“Closing Remarks”
Organizers:
Center for Islamic Area Studies (KIAS) , Kyoto University
Institute for Mediterranean Studies (IMS), Busan University of Foreign Studies
Kenan Rifai Center for Sufi Studies (KR), Kyoto University
2021年度SIAS/KIAS-CNRSジョイントセミナーを開催しました。
日時:2022年3月18日(金)18:00 – 20:15 (日本時間) 10:00 – 12:15 AM (フランス時間)
(Zoom会議)
【プログラム】
18:00-18:05 (Jp) 10:00-10:05 AM (Fr)
Opening: Idiris Danismaz (Kyoto Univ.)
Session① 18:05- 19:05 (Jp) 10:05-11:05 AM (Fr)
18:05-18:35 (Jp) 10:05-10:35 AM (Fr)
Azusa Fujimoto (Kyoto Univ.)
“Sufi Psychotherapy in Turkey: The Potentiality of Sufism in the Psychiatric Field”
Chair: Yasushi Tonaga (Kyoto Univ.)
18:35-19:05 (Jp) 10:35-11:05 AM (Fr)
Yana Pak (EHESS, CETOBaC)
“Sufism in the Süleymanci Movement”
Chair: Kei Takahashi (Toyo Univ.)
19:05-19:10 (Jp) 11:05-11:10 AM (Fr)
Break
Session② 19:10- 20:10 (Jp) 11:10-12:10 AM (Fr)
19:10-19:40 (Jp) 11:10-11:40 AM (Fr)
Makbule Nur AYAN (EHESS, CNRS-CETOBaC)
“The Ahmad Yasavi Shrine and the Transformation of Turkestan into the ‘Spiritual Capital of the Turkic World’”
Chair: Masayuki Akahori (Sophia Univ.)
19:40-20:10 (Jp)11:40-12:10 PM (Fr)
Hara Rikuo (Kyoto Univ.)
“Ḥanbalī Sufism in Damascus: The Case of Ibn Qayyim al-Jawzīya”
Chair: Thierry Zarcone (CNRS)
20:10-20:15 (Jp) 12:10-12:15 PM (Fr)
Closing: Alexandre Papas (CNRS-CETOBaC)
【共催】
京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センター(KR)
科学研究費補助金・基盤研究(A)「イスラーム神秘主義の構造的理解-スーフィズム・タリーカ・聖者信仰複合現象の解明」(研究代表者:東長靖、課題番号:16H01904)
科学研究費補助金・基盤研究(A)「イスラームおよびキリスト教の聖者・聖遺物崇敬の人類学的研究」(研究代表者:赤堀雅幸、課題番号:19H00564)
当センター特定研究員を募集します
詳細はこちらをご覧ください。
セネガルで現地調査を行いました
フィリピンで現地調査を行いました
下記の日程でフィリピンにて現地調査を行いました。
【日程】2019年度8月15日~22日
2018年7月16日~24日 スペインで現地調査を行いました
スペインにて、サンティアゴ・デ・コンポステーラを中心に、共同調査を行いました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、イスラームの聖者信仰ならびに巡礼・参詣活動とキリスト教の事例の比較のため、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂と旧市街で調査を行いました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
聖ヤコブの遺骸が安置されており、多くの巡礼者が訪れる。 |
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サンティアゴ・デ・コンポステーラのアパレルショップ
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼では、その象徴として、ホタテ貝が重要視されている。巡礼者は杖にホタテ貝の貝殻をぶら下げ、また、大聖堂には至る所にホタテ貝の柄があしらわれている。 |
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聖ヤコブ祭の人形踊り
年に一度の聖ヤコブ祭は、巡礼者も通例より多く訪れ、街全体の規模で祝われる。 |
2018年4月1日 センターは15号館101研究室に移転しました
2018年4月、ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターは総合研究15号館101研究室に移転しました。
スーフィズムやイスラーム、オスマン帝国に関連する書籍、アキール文庫等を取り揃えております。