2024年3月18-19日 2024 AFOMEDI Conference”Spaces of Familiarity, Spaces of Difference in the Mediterranean” 報告

 

地中海研究機関アジア連盟(Asian Federation of Mediterranean Studies Institutes, AFOMEDI)第4回国際会議“Spaces of Familiarity, Spaces of Difference in the Mediterranean” 報告書

 

棚橋由賀里・本間流星・森口遥平
第4回目となるAFOMEDI国際会議、“Spaces of Familiarity, Spaces of Difference in the Mediterranean”(地中海における親しみの空間、差異の空間)が、台湾国立の学術研究機関である中央研究院歴史語言研究所にて開催された。コロナ禍以降初となる対面開催であり、3月18日(月)と19日(火)の2日間で計17のパネル・セッションが組まれ、歴史学・考古学・文学・人類学・文献学といった様々な観点から研究発表が行われた。これまでは台湾・韓国・日本の研究機関が中心となってきたが、今回は欧米、中東・北アフリカ、東南アジア、オセアニアと幅広い地域の研究者が参加し、非常に活気に満ちた会議となった。
参加学生の報告書は以下のとおりである。

棚橋由賀里
報告者は、ポルトガルの侵攻に苦しんだ15–16世紀のモロッコを研究対象としているため、中世・近世の地中海における外交、戦争、海賊行為などを扱ったパネルに関心を持った。特に以下の発表が興味深かった。1日目第2セッション“The Limits of Familiarity in Sixteenth-Century Cross-Confessional Mediterranean Diplomacy”におけるRubén González Cuerva氏(スペイン国立研究評議会)の発表“Familiarity beyond Religion? Patterns of Negotiated Exchanges in Habsburg-Hafsi Diplomacy (1535-1573)”は、オスマン帝国に対抗してスペイン・ハプスブルク家とチュニジアのハフス朝が結んだ同盟関係に関して、主に贈り物・書簡の交換や翻訳活動といった形式の交流に光を当てたものであった。両者の緊張関係が、信仰する宗教によってではなく、外交において文書と口頭の会話のいずれを重視するかという様式の違いによって露わになった点が興味深かったとともに、宗教以外の対立軸を考慮する必要性を再認識した。また同日第5セッション“Violence and the Sea in the Medieval Mediterranean”におけるTravis Bruce氏(マギル大学)の“Medieval Maritime Violence and Mediterranean Spiritual Economy”は、中世地中海の海事における受難、すなわち海戦・海賊行為によって略奪や身体拘束を扱ったものである。暴力を被る経験は、キリスト教徒・ムスリム双方にとって、敬虔な信徒が信仰心によって苦難を耐え忍ぶ物語や、神が信徒たちを拘束や虐待から救うために介入する物語を生み出したほか、富裕な者にとっては自らの富を身代金の支払いすなわち同胞救済に擲つという一種の浄化行為を行う機会となったという。苦難の経験を宗教的な文脈でプラスに転換するという現象に関して、“spiritual economy”あるいは“spiritual capital”という枠組みを用いた研究は、本邦の心性史研究では菅見の限り出会ったことがなく、新鮮であった。
報告者は、2日目の第13セッション“Islamic Spaces and Colonial Resistance”において“Social Reform in the 15-16th Centuries Morocco Tackled by the Sufis of al-Ṭarīqa al-Jazūlīya”というタイトルで発表をおこなった。内容としては、ポルトガルの侵攻に苦しむ15–16世紀モロッコにおいて、これまで「スーフィー教団」という枠組みで語られてきたタリーカ・ジャズーリーヤという道統のスーフィーたちの社会改革について、宗教教育・政治参加・慈善活動といったトピックを挙げてその個別性・多様性を論じたものである。コメンテーターのTravis Bruce氏(マギル大学)からは、“Colonial Resistance”というテーマと関連した議論を求められた。報告者は、外部からの征服に対する反応として宗教的な純粋さを取り戻そうとする機運が生じること自体には時代を超えた普遍性があるとしつつも、国民国家の概念が存在しなかった前近代モロッコにおいて、集団的な抵抗を想起させる“Colonial Resistance”という語を安易に当てはめることには慎重でありたいと述べた。
(以上文責:棚橋由賀里)

報告者が特に関心を抱いたのは、1日目の第6セッション“Political Cultures and the Shaping of Spaces”におけるPeter Kitlas氏(ベイルート・アメリカン大学)の発表“Scribal Spaces and Diplomatic Knowledge Production in the Eighteenth-Century Muslim Mediterranean”である。本発表は、18世紀の地中海地域におけるムスリム外交官らの知的・文化的コンテクストを、当時の北アフリカとオスマン帝国に焦点を当てて考察するというものであり、そこでは前近代から近代の転換点という時代の中でムスリム個々人が地中海地域の外交において果たした役割が示された。地中海地域のムスリム外交官らの知的営為を「書記文化(scribal culture)」という枠組みで論じた本発表は、ムスリム地域の外交史研究のみならず、思想・文化研究への幅広い視点をも有していた。
報告者は、2日目の第13セッション“Islamic Spaces and Colonial Resistance”において、“Ashraf ‘Alī Thānavī and Sufi Metaphysics: The Modern Development of the School of Ibn ‘Arabī in South Asia”と題した発表を行い、これまで看過されてきた近代南アジアのイブン・アラビー学派に関して、デーオバンド派の学者且つチシュティー派のスーフィーであったアシュラフ・アリー・ターナヴィー(d. 1943)の著作群に着目して論じた。コメンテーターのTravis Bruce氏(マギル大学)からは、イギリス植民地期という政治的・社会的文脈により関連付けた議論を求められた。それに対して報告者は、ターナヴィーのスーフィー形而上学と植民地期南アジアの政治・社会の密接な関わりを現時点では見出せていないと断りを入れた上で、ムスリム連盟のパキスタン建国運動における晩年のターナヴィーの関与について説明した。
「地中海地域における親近性/相違性の空間」が大きなテーマとして掲げられた今大会では、キリスト教とイスラームを中心に多くの異なる宗教文化が歴史的に交差してきた当該地域において、それら諸宗教が如何なる仕方で政治的・社会的・知的に関わり合い、対立・調和を繰り返してきたのかという点に着目した発表が多かったように思われる。また、地中海には直接的に面していない東・東南アジアを含む広範な諸地域に関しても頻繁に論じられ、「地中海地域」という概念自体に対する再検討の試みが見られた点は、今後の研究の裾野を拡げるという意味でも大きな意義があったと考える。
(以上文責:本間流星)

本学会のテーマは地中海の研究であったが、AFOMEDI運営メンバーである東長靖先生のご厚意で発表の機会をいただいた。私の発表は大会2日目に「大学院生ワークショップ」と題されたセクション内でおこなわれた。10分の発表後、コメンテーターのフィードバック、聴講者との質疑応答というスタイルだった。報告者は、予備論文で論じた前近代南アジアのイスラーム神秘主義思想に関して発表した。北アフリカのイスラーム法学を専攻するコメンテーターとのディスカッション、多様な研究関心を持つ聴講者との質疑応答は、博士予備論文を書き終え、博士論文に向けて学問的関心を広げるという点で有意義だった。本学会は、東アジアや東南アジア、ヨーロッパやアメリカからの60名ほどの参加者がいたが、様々な文化的背景を持ち、多様な研究をおこなう教授や院生と学会中を通じて交流を楽しむことができた。今後、共同研究などに繋げていきたいと思う。また、1日目のTeofilo Ruiz氏(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)によるキーノートスピーチ“In Search of Deliverance: Lived Experiences of Mediterranean Space in the Past and Present”では、同氏の人生が語られたが、出身地のキューバの社会混乱など様々な逆境に置かれつつも、研究し続けたという内容に感銘を受けた。
以下は、報告者が中央研究院に滞在するなかで得た所感である。まず指摘したいのは、構内で多くのインド人研究者を目にしたことである。先日、京大の学内広報誌で「日本および京都大学はインド人学生・研究者の招へいを進めている」と読んだが、自国外の優秀な研究者や学生の獲得競争がアジアでも本格化していると感じた。このことは、前回まではアジアからの参加者のみであったのに対して、今回は世界中からの参加者がいたことと無関係ではないはずだ。また、もう一点報告者が注目したこととして、会場補佐を担当していた学生の英語力の高さが挙げられる。会場内での英語対応や学会後の懇親会での参加者との会話などを耳にしただけだが、いずれも円滑におこなっていた。このことも台湾の大学が国際化に力を入れていることの傍証だと思われる。
(以上文責:森口遥平)

2024年3月18-19日 2024 AFOMEDI Conference”Spaces of Familiarity, Spaces of Difference in the Mediterranean” を開催しました

第4回地中海研究機関アジア連合(AFOMEDI)2024国際シンポジウム”Spaces of Familiarity, Spaces of Difference in the Mediterranean” を開催しました

【Date and Time】March 18-19, 2024

【Venu】】Academia Sinica, Taipei, Taiwan

【Language】English

【Program】(発表者抜粋)

Yohei Moriguchi, Kyoto University (Japan),  “On the theory of ‘waḥdat al-wujūd’ in Muḥibb Allāh Allāhābādī’s ‘Taswiya’ (‘Equivalence’) and its pre-modern South Asian characteristics”

Yukari Tanahasi, Kyoto University (Japan) , “Social Reform in the 15-16th Centuries Morocco Tackled by the Sufis of al-Ṭarīqa al-Jazūlīya”

Ryusei Homma, Kyoto University (Japan), “Ashraf ‘Alī Thānavī and Sufi Metaphysics: The Modern Development of the School of Ibn ‘Arabī in South Asia”

Manami Suzuki, Kyoto University (Japan), “Musical Structure of Islamic Ritual Practice in Turkey: Focusing on the Connection between Circular Motion and Beat Structure of Alevi’s Semah

【主催】Institute of History and Philology, Academia Sinica, Taiwan

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ウスキュダル大学ジョイントセミナー “Bridging Mystical Philosophy and Arts in Sufism: Poetry, Music and Sama’ Ritual”報告

【日時】8月28日(月) 午前10~19時
【場所】トルコ共和国イスタンブル市、ウスキュダル大学ネルミン・タルハンホール

京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターとウスキュダル大学スーフィズム研究所が連携して遂行中の国際共同プログラム「スーフィズムの総合的研究-思想・文学・音楽・儀礼を通して」(JSPS国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))課題番号21KK0001、2021-26年度)の一環として、“Bridging Mystical Philosophy and Arts in Sufism: Poetry, Music and Sama’ Ritual”と題したジョイントセミナーが開催された。
本ジョイントセミナーは、上記共同研究「の趣旨に基づき、以下の四つのトピックに分かれて行われた。

1. 第1セッション:“Mystical Thought of Sufis”(スーフィズムの思想的側面)
2. 第2セッション:“Literature of Sufism”(スーフィズムの文学的側面)
3. 第3セッション:“Sufi Music”(スーフィズムの音楽的側面)
4. 第4セッション:“Ritual of Sufism”(スーフィズムの儀礼的側面)

プログラムは以下のとおりである。

Opening Session
Welcoming Speeches: Cemalnur Sargut
Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
“Aim and Scope of the Joint Research ‘Comprehensive Study of Sufism: Through Metaphysics, Literature, Music, and Rituals”
Mahmud Erol Kılıç, Ph.D., Prof.
Hikmet Koçak, MD. Prof.

Session1Mystical Thought of Sufis
Chairperson: Kenan Gürsoy, Ph.D., Prof.
Petek Kutucuoğlu, MA.Stu.
“Ahmed Avni Konuk’s Mathnawi Commentary and the Concept of Predisposition”
Azusa Fujimoto, Ph.D.-C.
“New Spirituality and Sufism in Turkey: Focusing on Western Interpretations of Mawlana”
Reşat Öngören, Ph.D., Prof.
“Dimensions of Sufi Thought in Mawlana Jalal al-Din Rumi”
12.45-13.00 Q&A

Session 2 Literature of Sufism
Chairperson: Masayuki Akahori, Ph.D., Prof.
Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
“Arts of Literature, Music and Rituals in Buddhism”
Emine Yeniterzi, Ph.D., Prof.
“Mawlana Jalal al-Din Rumi’s Influence in Turkish Sufi Literature: Stories from Mathnawi”

Session 3:Sufi Music
Chairperson: H. Dilek Güldütuna, Ph.D., Asst. Prof.
Manami Suzuki, Ph.D., Asst. Prof.
“Ney in Mevlevi: Forming the Religious Specificity through the Image and Practice”
V. Emre Ömürlü, Ph.D., Prof. (Ph.D.-C)
“Mawlawi Collations (Muqabalah) in Mawlawi Rites and Types of Practicing Dhikr in Some Tariqas”

Session 4:Ritual of Sufism
Chairperson: Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
H. Dilek Güldütuna, Ph.D., Asst. Prof.
“Wayfaring (Sayr wa Suluk) Symbolism in Sama’ Ritual”
Masayuki Akahori, Ph.D. Prof.
“Reviewing Anthropology of Sufism: Changing Perspectives”
F. Cangüzel Güner Zülfikar, Ph.D., Asst. Prof.
“Mawlawi-khanas as Civilized and Civilizing Spaces”

General Discussion:
Towards a Comprehensive Understanding of Sufism
Chairperson: F. Cangüzel Güner Zülfikar, Ph.D., Asst. Prof.
以下、紙幅の関係もあり、日本側発表者に絞って、発表の梗概を紹介したい。本ジョイントセミナーは、同時放映されると同時に、ウスキュダル大学スーフィズム研究所のホームページ上で、全体の発表を視聴することができる。(https://www.youtube.com/watch?v=IiguSwELHak)

第1セッションでは、報告者が“New Spirituality and Sufism in Turkey: Focusing on Western Interpretations of Mawlana”という題目で発表を行った。最初に信仰の新しいあり方である「新たなスピリチュアリティ」に関する既存研究を提示し、トルコにおける「スピリチュアル」な実践の広まり、宗教団体の反応、若者の宗教離れを考察した。加えて、西洋で人気のある非学術的で「スピリチュアル」なスーフィズム解釈がトルコでも広がり、特に若者層に受容・消費されている点を指摘した。最後に、「ユニバーサル・スーフィズム」の概念を取り上げ、トルコにおける伝統的なスーフィズムと並存している「スピリチュアル」なスーフィズムの形態を提唱した。

第2セッションでは、当センター長である東長靖が“Arts of Literature, Music and Rituals in Buddhis”という題目で発表を行った。まず、主要な三大仏教(上座部仏教、大乗仏教、金剛乗教)について概説したのち、浄土教とキリスト教、さらに禅宗とメヴレヴィー教団の類似点を指摘した。次に、言葉を介さない「以心伝心」を意味する拈華微笑と神秘体験との関連性に加え、仏教とスーフィズムの文学的な共通点として酔人の言葉であるシャタハートと禅語録について説明した。最後に、スーフィズムと同様、仏教にも詩(和讃)、音楽(ご詠歌)、儀礼(踊念仏)があることを映像で提示し、諸宗教の普遍性について論じた。

第3セッションでは、当センターの首席上級研究員である鈴木麻菜美が“Ney in Mevlevi:
Forming the Religious Specificity through the Image and Practice”という題目で発表を行った。スーフィズムを音楽学の観点から分析した本発表は、忘我に導くための音楽、ズィクル(神への唱名)、身体動作の三つに焦点を当てた。始めにコソボのハルヴェティー教団のズィクルの映像を紹介し、この儀礼では打楽器が主要な楽器であり、信者の足踏みや上下運動、短い韻律が特徴的であると述べた。続いて、コンヤのメヴレヴィー教団のセマー(旋回舞踊)の映像を提示し比較した。この儀礼ではネイ、カーヌーン、ウード、クドュムが主要な楽器であり、曲は神秘詩に基づき、音楽はオスマン宮廷音楽の理論に近い要素を有する長い韻律と拍節を持つ点などを解説し、二つの教団における楽器の音声的特徴と身体動作との関係を指摘した。

第4セッションでは、上智大学教授の赤堀雅幸が“Reviewing Anthropology of Sufism: Changing Perspectives”という題目で発表した。人類学的な視点からスーフィズムの儀礼研究の方法論を概観した本発表はまず、心理人類学的アプローチの背景を紹介し、19世紀の研究において儀礼はトランス/エクスタシーや変性意識状態といった用語を通じて理解されてきたことを説明した。次に、通過儀礼アプローチの構造分析に関連する既存の研究に触れ、コミュニティ・ベースのアプローチにおいて「コミュニタス」の概念を中心に議論した。最後に、規律訓練としての儀礼論について、日本の伝統的な「修行」の概念を紹介し、この概念は身体と精神の両面の鍛練を指すため、「儀礼」よりも「修行」という言葉がより適切である可能性を示唆した。

今回のジョイントセミナーは、従来分離されていたイスラーム研究と人類学研究を結びつけると同時に、知識人エリート層による神秘哲学と人々の実践とのギャップを埋める試みを行った。それぞれの発表では、形而上学に限らず、思想的な視点から身体実践に至るまで多様なトピックが取り上げられた。特に日本人研究者側からは、テクスト読解などの古典的な研究手法に限定されない、新たなスーフィズム研究のアプローチを提供できた。この点において、今回のジョイントセミナーはトルコと日本のスーフィズム研究における新たな一歩として意義深いセミナーであった。

(藤本あずさ)

2023年8月28日 ウスキュダル大学ジョイントセミナー “Bridging Mystical Philosophy and Arts in Sufism: Poetry, Music and Sama’ Ritual”を開催しました

京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターとウスキュダル大学スーフィズム研究所が連携して遂行中の国際共同プログラム「スーフィズムの総合的研究-思想・文学・音楽・儀礼を通して」(JSPS国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))課題番号21KK0001、2021-26年度)の一環として、“Bridging Mystical Philosophy and Arts in Sufism: Poetry, Music and Sama’ Ritual”と題したジョイントセミナーを以下の通り開催しました。

ウスキュダル大学ジョイントセミナー “Bridging Mystical Philosophy and Arts in Sufism: Poetry, Music and Sama’ Ritual”
【日時】8月28日(月) 午前10~19時
【場所】トルコ共和国イスタンブル市、ウスキュダル大学ネルミン・タルハンホール                                                                                                                            【プログラム】                                                                                           Opening Session
Welcoming Speeches: Cemalnur Sargut
Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
“Aim and Scope of the Joint Research ‘Comprehensive Study of Sufism: Through Metaphysics, Literature, Music, and Rituals”
Mahmud Erol Kılıç, Ph.D., Prof.
Hikmet Koçak, MD. Prof.

Session1Mystical Thought of Sufis
Chairperson: Kenan Gürsoy, Ph.D., Prof.
Petek Kutucuoğlu, MA.Stu.
“Ahmed Avni Konuk’s Mathnawi Commentary and the Concept of Predisposition”
Azusa Fujimoto, Ph.D.-C.
“New Spirituality and Sufism in Turkey: Focusing on Western Interpretations of Mawlana”
Reşat Öngören, Ph.D., Prof.
“Dimensions of Sufi Thought in Mawlana Jalal al-Din Rumi”

Session 2 Literature of Sufism
Chairperson: Masayuki Akahori, Ph.D., Prof.
Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
“Arts of Literature, Music and Rituals in Buddhism”
Emine Yeniterzi, Ph.D., Prof.
“Mawlana Jalal al-Din Rumi’s Influence in Turkish Sufi Literature: Stories from Mathnawi”

Session 3:Sufi Music
Chairperson: H. Dilek Güldütuna, Ph.D., Asst. Prof.
Manami Suzuki, Ph.D., Asst. Prof.
“Ney in Mevlevi: Forming the Religious Specificity through the Image and Practice”
V. Emre Ömürlü, Ph.D., Prof. (Ph.D.-C)
“Mawlawi Collations (Muqabalah) in Mawlawi Rites and Types of Practicing Dhikr in Some Tariqas”

Session 4:Ritual of Sufism
Chairperson: Yasushi Tonaga, Ph.D., Prof.
H. Dilek Güldütuna, Ph.D., Asst. Prof.
“Wayfaring (Sayr wa Suluk) Symbolism in Sama’ Ritual”
Masayuki Akahori, Ph.D. Prof.
“Reviewing Anthropology of Sufism: Changing Perspectives”
F. Cangüzel Güner Zülfikar, Ph.D., Asst. Prof.
“Mawlawi-khanas as Civilized and Civilizing Spaces”

General Discussion:
Towards a Comprehensive Understanding of Sufism
Chairperson: F. Cangüzel Güner Zülfikar, Ph.D., Asst. Prof.

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第11回目フランス国立科学研究センター(CNRS)・上智大学イスラーム地域研究所(SIAS)・京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)ジョイントセミナー “SUFISM AND SAINT VENERATION PAST AND PRESENT” 報告

第11回目フランス国立科学研究センター(CNRS)・上智大学イスラーム地域研究所(SIAS)・京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)ジョイントセミナー “SUFISM AND SAINT VENERATION PAST AND PRESENT” 報告

第11回目となるフランス国立科学研究センター(CNRS)・上智大学イスラーム地域研究所(SIAS)・京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)のジョイントセミナーが9月1日にパリで開催された。2019年以来の対面開催であり、参加者たちが有意義な意見交換を行える貴重な機会であった。発表者は日本側から4名、フランス側から2名である。発表プログラムに関して言えば、多岐にわたる話題が提示されたが、その中でも以下の発表が興味深く感じた。Makbule Nur Ayan氏(CNRS-CETOBaC)の発表は、トルコ共和国におけるアフマド・ヤサヴィー(1166年没)の政治的利用を演説等の分析から検討した内容であり、時代や論者によって異なるヤサヴィー解釈の変遷を追ったものであった。また丸山大介氏(防衛大学)の発表は、イスラーム主義者(Islamist)が “Ahl al-Dhikr” というタームによって、如何にしてスーフィーやサラフィー主義者の集団を包括しようとしていたかという試みを考察したもので、興味深い内容であった。セミナーを通じて質疑応答も盛んに行われ、歴史学・人類学・思想研究などの専門分野から様々な意見が出た。今回のセミナーは “Sufism and Saint Veneration: Past and Present” というテーマで開催されたが、これは単に研究対象の時代だけを指したものではなく、スーフィズム・聖者信仰研究の過去と現在を示し、新たな知見を提示するものであった。また、発表者の研究関心はそれぞれであるが、全体としてはスーフィー・サラフィーの関係性を問い直すような試みが多く取られていたことが特筆すべき点である。

(原陸郎)

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【日時】9月1日 9:30-16:30(フランス時間)
【場所】Collège de France – Centre d’études ottomanes Salle Claude Lévi-Strauss, 52 rue du Cardinal Lemoine, 75005 Paris

【プログラム】
9:30-9:45 Alexandre PAPAS (CNRS-EPHE) & Thierry ZARCONE (CNRS-GSRL): Introduction

9:45-10:15 HARA Rikuo (Kyoto University): “Traditionalist Ways of Dhikr: The Case of Ibn Qayyim al-Jawzīya”
10:15-10:30 Rachida CHIH (CNRS-CETOBaC): Chair, Q&A

10:30-11:00 KONDO Fumiya (Sophia University): “From Festivals to Anniversaries: Recent Reconstructions of Mawlid’s Space in Egypt”
11:00-11:15 Rachida CHIH: Chair, Q&A

11:15-11:30: Break

11:30-12:00 UCHIYAMA Chie (Sophia University): “Destructuring the Discours of ‘Islam noir’ Persisting in Senegalese Islamic Education”
12:00-12:15 Thierry ZARCONE: Chair, Q&A

12:15-13:45 Lunch

13:45-14:15 Clara GAUTIER (Université Paris 1 Sorbonne): “Burns and scars: representations of Bektashi self-mutilations in illustrated manuscripts and in various ‘Collection of Ottoman Costumes’ (15th-18th centuries)”
14:15-14:30 AKAHORI Masayuki (Sophia University): Chair, Q&A

14:30-15:00 Makbule Nur AYAN (CNRS-CETOBaC): “Khoja Ahmad Yasavi in Turkey’s political discourse between 1998 and 2022”
15:00-15:15 TONAGA Yasushi (Kyoto University): Chair, Q&A

15:15-15:30: Break

15:30-16:00 MARUYAMA Daisuke (National Defense Academy of Japan): “Who are Ahl al-Dhikr?: Political Appropriation of Sufism and Saint in Contemporary Sudan”
16:00-16:15 Alexandre PAPAS: Chair, Q&A

16:15-16:30 AKAHORI Masayuki & TONAGA Yasushi: Conclusion

Convenors:
Akahori M., Tonaga Y., C. Gautier, Kondo F., A. Papas, Suzuki M., Th. Zarcone

Sponsors:
Institute for Islamic Area Studies (SIAS)
Center for Islamic Studies-Graduate School of Asian and African Studies (KIAS)
Kenan Rifai Center for Sufi Studies (KR)
Groupe Société, Religion et Laïcité, UMR8582 – CNRS (GSRL)
Islam médiéval, UMR8167 – CNRS (Orient et Méditerranée)
Centre d’études ottomanes, Collège de France (CEO)

SIAS/KIAS-CNRSジョイントセミナー “SUFISM AND SAINT VENERATION PAST AND PRESENT”を開催しました

京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターは京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)、上智大学イスラーム地域研究所(SIAS)、フランス国立科学研究センター(CNRS)との共催によるジョイントセミナー “SUFISM AND SAINT VENERATION PAST AND PRESENT”を、以下の通り開催しました。

【日時】9月1日 9:30-16:30(フランス時間)
【場所】Collège de France – Centre d’études ottomanes Salle Claude Lévi-Strauss, 52 rue du Cardinal Lemoine, 75005 Paris

【プログラム】
9:30-9:45 Alexandre PAPAS (CNRS-EPHE) & Thierry ZARCONE (CNRS-GSRL): Introduction

9:45-10:15 HARA Rikuo (Kyoto University): “Traditionalist Ways of Dhikr: The Case of Ibn Qayyim al-Jawzīya”
10:15-10:30 Rachida CHIH (CNRS-CETOBaC): Chair, Q&A

10:30-11:00 KONDO Fumiya (Sophia University): “From Festivals to Anniversaries: Recent Reconstructions of Mawlid’s Space in Egypt”
11:00-11:15 Rachida CHIH: Chair, Q&A

11:15-11:30: Break

11:30-12:00 UCHIYAMA Chie (Sophia University): “Destructuring the Discours of ‘Islam noir’ Persisting in Senegalese Islamic Education”
12:00-12:15 Thierry ZARCONE: Chair, Q&A

12:15-13:45 Lunch

13:45-14:15 Clara GAUTIER (Université Paris 1 Sorbonne): “Burns and scars: representations of Bektashi self-mutilations in illustrated manuscripts and in various ‘Collection of Ottoman Costumes’ (15th-18th centuries)”
14:15-14:30 AKAHORI Masayuki (Sophia University): Chair, Q&A

14:30-15:00 Makbule Nur AYAN (CNRS-CETOBaC): “Khoja Ahmad Yasavi in Turkey’s political discourse between 1998 and 2022”
15:00-15:15 TONAGA Yasushi (Kyoto University): Chair, Q&A

15:15-15:30: Break

15:30-16:00 MARUYAMA Daisuke (National Defense Academy of Japan): “Who are Ahl al-Dhikr?: Political Appropriation of Sufism and Saint in Contemporary Sudan”
16:00-16:15 Alexandre PAPAS: Chair, Q&A

16:15-16:30 AKAHORI Masayuki & TONAGA Yasushi: Conclusion

Convenors:
Akahori M., Tonaga Y., C. Gautier, Kondo F., A. Papas, Suzuki M., Th. Zarcone

Sponsors:
Institute for Islamic Area Studies (SIAS)
Center for Islamic Studies-Graduate School of Asian and African Studies (KIAS)
Kenan Rifai Center for Sufi Studies (KR)
Groupe Société, Religion et Laïcité, UMR8582 – CNRS (GSRL)
Islam médiéval, UMR8167 – CNRS (Orient et Méditerranée)
Centre d’études ottomanes, Collège de France (CEO)



 

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2022年度第2回SIAS/KIAS-CNRSジョイントセミナーを開催しました

京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターは京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)、上智大学イスラーム地域研究所(SIAS)、フランス国立科学研究センター(CNRS)との共催によるジョイントセミナーを、以下の通り開催しました。

【日時】2月17(金)-18日 (土)                                                                      【場所】東洋大学 熱海研修センター [ハイブリッド実施]

【プログラム】                                                                                            February 17: 13:00–16:15
(13:00–13:30)Opening Remarks

(13:30–14:00) Alexandre PAPAS (CNRS-CETOBaC) “Human Figuration and Contemplation in Islam: The Devotional Portraits of the Sufis”

(14:00–15:00) WAZAKI Seika (Chubu University) (Video Presentation) “Séance and Islam: The Eurasian Legacy as Transmitted by the Bakhshi”

(15:00–15:15 Break) (15:15–15:45) Samuel VARLEY (EPHE-GSRL / EHESS-CETOBaC) (Online Presentation) “Ethics in the Narratives of Khidr-Seekers in Contemporary Turkey”

(15:45–16:15) SUZUKI Manami (Kenan Rifai Center for Sufi Studies, Kyoto University) “The Structure of Music for Islamic Ritual in Turkey: Focused on Repetitive Singing and Call-And-Response”

February 18: 09:00–11:00                                                                             (09:00–09:30) Clara GAUTIER (Paris 1-UMR8167-CETOBaC) “The Figure of the Zâhid in His Cave: Defining the Representation of Khalwa in Persian and Turkish Manuscripts from the Xvth to the Xviith Century”

(09:30–10:00) Ghada Said (The University of Tokyo) (Online Presentation) “The Point under the Ba and the Point above the Noon”

(10:00–10:30) Thierry ZARCONE (CNRS-GSRL) “Second Karbala and Second Najaf from Iran and Central Asia to India: About Alternative Shi’ite Pilgrimages”

(10:30–11:00) Discussion, Closing Remarks

Sponsoring Institutes and Research Projects:
CNRS (Centre national de la recherche scientifique)
KIAS (Center for Islamic Area Studies, Graduate School of Asian and African Studies)
SIAS (Institute of Islamic Ares Studies, Sophia University)                              Kenan Rifai Center for Sufi Studies, Kyoto University                                Research on Moderate Islam in the Non-Arab World: From the Cases of Indonesia, Pakistan and Turkey (Grant-in-Aid for Scientific Research (A), JSPS)
Anthropological Studies on Veneration of Saints and Holy Relics in Islam and Christianity (Grant-in-Aid for Scientific Research (A), JSPS)
Research on the Dynamics of the Reconstruction of Publicness in Contemporary Islam (Academic Research Promotion Fund by the Promotion and Mutual Aid Corporation for Private Schools of Japan)          

 

 

国際ワークショップ“The Encounter with Religious Others through the Music and Musician in Islamic World”を開催しました。

ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センターでは、宗教と音楽をテーマとした国際ワークショップ”The Encounter with Religious Others through the Music and Musician in Islamic World”を下記の通り開催しました。

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国際ワークショップ“The Encounter with Religious Others through the Music and Musician in Islamic World”

【日時】2022年7月2日(土曜日)17時~20時15分

【場所】オンライン(Zoom)

【Zoomリンク】
https://us02web.zoom.us/j/89021675506?pwd=UTkrV3hZSkxGNnd2UVBBZXFocUN5QT09

【ミーティングID】890 2167 5506

【パスコード】a6mnR6

【プログラム】
17:00-17:15 Opening Session (Chair: Yasushi TONAGA)
Opening Remarks: Manami SUZUKI
Complementary Speech on behalf of Kerim Foundation: Cemalnur SARGUT

First Session (Chair: Razia SULTANOVA)
17:15-17:45 Ako MASHINO “Performing Arts in Procession as a Contact Zone for Muslim and Hindu Balines”  
17:45-18:15 Haruo INOUE “The Musical Interaction in the 18th Century Kashmir Described in Tarāna-e Sorūr”

18:15-18:30 Break

Second Session (Chair: Ako MASHINO)
18:30-19:00 Razia SULTANOVA “Sufi Soundscape in Central Asia and Beyond: Genres, Rituals and Chants”
19:00-19:30 Hande SAĞLAM “Textual Characteristics of the Religious Songs of the Alevi Âşıks: An Analysis of a Semah”
19:30-20:00 Manami SUZUKI “Islamic Music and Dance in Christian Society: Alevi Ritualistic Practice and the Place in Austria”

20:00-20:15 Closing Session (Chair: Manami SUZUKI)
Closing Remarks: Hande SAĞLAM
Complementary Speech on behalf of Institute of Sufi Studies at Üsküdar Unıversıty: Elif ERHAN

2021年度SIAS/KIAS-CNRSジョイントセミナーを開催しました。

日時:2022年3月18日(金)18:00 – 20:15 (日本時間) 10:00 – 12:15 AM (フランス時間)

(Zoom会議)

【プログラム】
18:00-18:05 (Jp) 10:00-10:05 AM (Fr)
Opening: Idiris Danismaz (Kyoto Univ.)

Session① 18:05- 19:05 (Jp) 10:05-11:05 AM (Fr)
18:05-18:35 (Jp) 10:05-10:35 AM (Fr)
Azusa Fujimoto (Kyoto Univ.)
“Sufi Psychotherapy in Turkey: The Potentiality of Sufism in the Psychiatric Field”
Chair: Yasushi Tonaga (Kyoto Univ.)

18:35-19:05 (Jp) 10:35-11:05 AM (Fr)
Yana Pak (EHESS, CETOBaC)
“Sufism in the Süleymanci Movement”
Chair: Kei Takahashi (Toyo Univ.)

19:05-19:10 (Jp) 11:05-11:10 AM (Fr)
Break

Session② 19:10- 20:10 (Jp) 11:10-12:10 AM (Fr)
19:10-19:40 (Jp) 11:10-11:40 AM (Fr)
Makbule Nur AYAN (EHESS, CNRS-CETOBaC)
“The Ahmad Yasavi Shrine and the Transformation of Turkestan into the ‘Spiritual Capital of the Turkic World’”
Chair: Masayuki Akahori (Sophia Univ.)

19:40-20:10 (Jp)11:40-12:10 PM (Fr)
Hara Rikuo (Kyoto Univ.)
“Ḥanbalī Sufism in Damascus: The Case of Ibn Qayyim al-Jawzīya”
Chair: Thierry Zarcone (CNRS)

20:10-20:15 (Jp) 12:10-12:15 PM (Fr)
Closing: Alexandre Papas (CNRS-CETOBaC)

【共催】
京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センター(KR)
科学研究費補助金・基盤研究(A)「イスラーム神秘主義の構造的理解-スーフィズム・タリーカ・聖者信仰複合現象の解明」(研究代表者:東長靖、課題番号:16H01904)
科学研究費補助金・基盤研究(A)「イスラームおよびキリスト教の聖者・聖遺物崇敬の人類学的研究」(研究代表者:赤堀雅幸、課題番号:19H00564)


2022 AFOMEDI Hybrid Conferenceを開催しました

【日時】2022年2月15日(火)
Online

【プログラム】
Opening Speech Tonaga Yasushi (President, AFOMEDI)

Session 1 Chair: Tonaga Yasushi (Kyoto University)
M.H. Mozafari (BUFS) “Intellectual Interactions of the East and West of the Mediterranean Basin (Andalusian Interactions with al-Ghazali’s Thoughts)”
Jihuan He (Kyoto University) “Islamic Pre-Revival in China: A Case Study of Ma Jian and His Works”
Jisu Kim (BUFS) “Comparison of Research Tendency of Halal Studies between Korea and Abroad”
Noriko Sato (PKNU)”How Syriac immigrants impact Collective Memory of their Homeland”
 
Session 2 Chair: Sebastian Müller(BUFS)
Marzie Mozafari (BUFS) “Climate Change in Mediterranean Region”
Manami Suzuki (Kyoto University) “Religious Music and Dance as Entertainment in Turkey”
Hossein Ebrahimi (University of Tehran) “The impact of India Israel bilateral relations on Mediterranean region”
JungHa Kim (BUFS) “A Paradigm Shift in Mediterranean Studies”
 
Session 3 Chair: Mona Farouk (BUFS)
DEFNE GONENC (Yasar University) “Indian Foreign Policy towards the East-Mediterranean in a Changing Regional Order”
M.Gamal (Austrailian Federal Government) “Diplomatic Interpreting: Insights from ancient Alexandria”
Tonaga Yasushi (Kyoto University) “Islamic Mysticism Reconsidered”
 
Closing Speech Moderator : Yang, Min Ji (BUFS), Yong Soo, Yoo (Director, IMS)

【主催】
Institute for Mediterranean Studies Asia Federation of Mediterranean Institutes
 
【後援】
National Research Foundation of Korea (NRF)
Busan University of Foreign Studies(BUFS)
京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)
京都大学ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センター(KR)
科学研究費補助金・基盤研究(A)「イスラーム神秘主義の構造的理解-スーフィズム・タリーカ・聖者信仰複合現象の解明」(研究代表者:東長靖、課題番号:16H01904 )
科学研究費補助金(基盤研究(A))「イスラームおよびキリスト教の聖者・聖遺物崇敬の人類学的研究」(研究代表者:赤堀雅幸、課題番号:19H00564)
公益財団法人京都大学教育研究振興財団「イスラームのもう一つの自画像―インドネシア・パキスタン・トルコの事例から」