2024年3月22-23日 スーフィズム・聖者信仰研究会合宿を実施しました

2023年度スーフィズム聖者信仰研究会合宿を以下の通り実施しました。

【日時】3月22日(金)-23日 (土)

【場所】東洋大学 熱海研修センター

【プログラム】

【3月22日: 13:00–19:00】
(13:00–13:30) 挨拶・自己紹介

(13:30–15:20) 棚橋由香里(京都大学)
「15–16 世紀モロッコのスーフィーによる社会改革:タリーカ・ジャズーリーヤを中心に」

(15:40–17:00) 森口遥平(京都大学)
「イラーハーバーディー『賦与と受容の間の等価』の存在一性論的分析に基づく考察」

(17:00–19:00) リファーイー教団研究関連文献読書会
① 赤堀雅幸(上智大学)
Morgan Clarke, “Cough Sweets and Angels: The Ordinary Ethics of the Extraordinary in Sufi Practice in Lebanon.” The Journal of the Royal Anthropological Institute, vol. 20 no. 3, pp. 407–425
② 東長靖(京都大学)
Alexandre Popovic, «La Rifâ’iyya.» dans: Alexandre Popovic et Gilles Veinstein (dir), Les voies d’Allah: les ordres mystiques dans l’islam des origines à aujourd’hui. Paris: Fayard, 1996, pp. 492–496.

【3月23日: 08:30–12:00】

(08:30–10:20) 阿毛香絵(京都大学)
「セネガルのイスラーム教団における身体性とポリティック―ムリッド教団・ティジャーニア教団における信者たちの宗教的経験から」(仮題)

(10:30–11:30) 鈴木麻菜美(京都大学)
「タリーカの社会活動における音楽の役割とその構造:ベクタシー教団(アルバニア)・ハルベティ教団(コソボ)・リファーイー教団(トルコ)の比較分析から」(トルコおよびバルカン調査報告)

(11:30–12:00) 今後の研究打ち合わせ

運営:赤堀雅幸(上智大学)、東長靖(京都大学)、三沢伸生(東洋大学) 、近藤文哉(上智大学)、鈴木麻菜美(京都大学)、高橋圭(東洋大学)

共催:アジア文化研究所(ACRI)、東洋大学                             イスラーム地域研究センター(KIAS)、京都大学                    イスラーム地域研究所(SIAS)、上智大学
ケナン・リファーイー・スーフィズム研究センター(KR)、京都大学

本合宿は下記の補助金等の助成を受けた共同研究の成果である
「非アラブにおける穏健イスラームの研究:インドネシア・パキスタン・トルコの事例から」(科研費 基盤研究(A)、JSPS JP22H00034)
「スーフィズムの総合的研究:思想・文学・音楽・儀礼を通して」(科研費 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))、JSPS JP21KK0001)
「イスラームおよびキリスト教の聖者・聖遺物崇敬の人類学的研究」(科研費 基盤研究(A)、JSPS JP19H00564)
「大日本回教協会旧蔵写真資料の国際共同研究」(科研費 基盤研究(B)、JSPS JP19H04369)
「現代イスラームにおける公共性再構築をめぐる動態の研究」(日本私立学校振興・共済事業団学術研究振興資金)