2018年7月16日~24日 スペインで現地調査を行いました

スペインにて、サンティアゴ・デ・コンポステーラを中心に、共同調査を行いました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、イスラームの聖者信仰ならびに巡礼・参詣活動とキリスト教の事例の比較のため、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂と旧市街で調査を行いました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

聖ヤコブの遺骸が安置されており、多くの巡礼者が訪れる。
大聖堂には、ボタフメイロと呼ばれる大香炉もあり、名物となっている。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのアパレルショップ

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼では、その象徴として、ホタテ貝が重要視されている。巡礼者は杖にホタテ貝の貝殻をぶら下げ、また、大聖堂には至る所にホタテ貝の柄があしらわれている。
このアパレルショップではホタテ貝や巡礼者をモチーフとしたTシャツやアクセサリーなどが揃えられている。

聖ヤコブ祭の人形踊り

年に一度の聖ヤコブ祭は、巡礼者も通例より多く訪れ、街全体の規模で祝われる。
そこでは、大聖堂の周囲で現地ガリシア社会の伝統衣装での踊りや音楽などの催しが行われるとともに、山車なども街を巡回し、イスラーム世界における預言者生誕祭に類するような情景が見られる。